派手になった名古屋帯を蘇らせませんか?

派手になった名古屋帯を蘇らせませんか?

着物歴も四半世紀となりました(笑)

大好きな色の着物や帯も年齢と共に、少しずつ、顔色に合わなくなってきています。

せっかくの帯、タンスに眠らせていては勿体無いので、御息女やご親戚、また身近な方がいてお譲りする方法もありますが、毎日着物生活のため、できる限り、長く着られるよう工夫をしています。

今回、ご紹介の帯は、染め帯。朱色の華やかな帯で、とても気に入っていたのですが、さすがに朱色の帯が持っている着物に合わなくなってしまい、色をかけて地味にすることにしました。

ご覧いただいたように文様の白地がクッキリしており、朱色の華やかさをさらに引き立てている帯。

白地には、他の色を引き立てる効果があり、柄をハッキリさせる効果もあります。

そのため、今回は銀鼠色を全体にかけ、白地の部分も合わせて目立たないようにしました。

白地に色が入るだけで、雰囲気も変わり、落ち着いた色合いになります。

 

いかがですか?

このように全体に色をかけるだけで、落ち着いた色合いになり、年代に合った着物に合わせることができるようになります。

 

着物も帯もそしてコートや羽織も工夫次第で新たな一枚に加えることができることが着物の良いところです。

 

派手になってしまってタンスに眠らせている着物や帯はありませんか?

 

ご相談はいつでも承っております。

気軽にお問合せください。

 

 

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。