コート襟の種類
コート襟あれこれ
着物のコート襟には色々な種類があります。
ここでは、どんな襟があるのかをご紹介いたします。
呉服店でコートの襟と言えば、「道行襟」が一般的になります。
こちらの襟のコートは、コートの生地にもよりますが、黒留袖・色留袖・訪問着~付下げ・小紋・紬とお召しになれます。
「都襟」は、昭和時代によく見かけた襟です。
「道行襟」に丸みをつけた形になり、柔らかい印象になります。
「へちま襟」は、ウールのコートによくみられる襟になります。
少しカジュアルな感じになります。
「道中着襟」は、普段着物におすすめの襟です。
寸法によりますが、羽織からコートにリメイクされる時などにオススメです。
「被布襟」は、3歳の祝い着も被布襟ですが、かつてお姫様などがお召しになっていたコートの襟になります。
上品で少し可愛らしく、訪問着や付下げにオススメの襟になります。
「菱襟」、こちらは比較的新しい襟になります。
「道行襟」が物足りないと思われた方は、ぜひお試しください。
「キモノ襟」は、「道中着襟」に似ていますが、趣向を変えたい方にオススメです。
「千代田襟」、こちらもウールのコート襟によくみられルエリで、昭和時代によくみられた襟になります。
着物は流行がないと言われますが、時代と共にコート襟も少しずつ変わってきています。
コートをお作りになるときのご参考になさってください。