静電気が起こる理由

静電気に悩まされていませんか?

毎年、すごい静電気に悩まされている私。ドアノブなんて触ることも出来ない状態・・・火花がバチっと。でも今年はどうしたことでしょう。
 
人一倍、静電気持ちの私が全くといってよいほど、静電気が起きないのです。
 
まずは、なぜ静電気が起きるか、原因をお伝えします。

静電気は、湿度が20%以下、気温が25度以下のときに起こりやすいといわれています。
 
①肌の乾燥
静電気は、乾燥していると起きます。そのため、肌の乾燥は大敵なのです。
お風呂上り、朝起きたら、しっかり肌にクリームを塗って保湿をしてあげて下さい。

②静電気防止スプレー
静電気が起きそうな予感がしたら、まずは静電気防止スプレーで予防。
こちらも一つの方法です。

③洗濯には柔軟剤
柔軟剤には、衣類同志の静電気を防止する界面活性剤が含まれいます。
こちらも一つの方法です。

④素材の組み合わせ
衣類には、プラスの電気がたまりやすいものと、マイナスの電気がたまりやすいものがあることをご存知ですか?
プラスとマイナスが組み合わさると静電気が起きます。

素材を詳しくみていくと下記になります。


プラスに帯電しやすい → マイナスに帯電しやすい

右にいくほど、マイナスに帯電しやすくなります。


ウール・羊毛→ナイロン→絹→皮→綿→麻→ポリエステル→アクリル→塩化ビニール

静電気は、プラスとマイナスの差が大きいほど起きやすくなります。
「パチ」という音や火花は、プラスとマイナスが放電することで中性になったことを示しています。

では、静電気が起きないためにはどうしたらよいか・・・

裾よけは、キュプラ素材が多いですね。

キュプラの原料はコットンリンターという綿花の短い繊維で、静電気が起き難いことが特徴です。でも、肌が乾燥していると起きてしまいます。

そのため、洗濯時には柔軟剤。お肌には保湿クリームがオススメです。

そして、重要なのが、夏の水分補給。

あるお客様から夏にしっかり肌の水分補給をしていると冬に静電気が起きにくい・・・とお話を伺っておりましたので、なんとなく気をつけるようにしたおかげで、例年にくらべ、静電気に悩まずにいます。


夏のお肌に水分補給が足りていないと思う方は、こちらもオススメです。

たかはしきもの工房の「パチシャット」

着物や和装肌着をさっと撫でるだけで、静電気を除去してくれます。

静電気に悩まされている方にオススメの商品です。

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。