「たかはしきもの工房」の帯枕

早速試しています「帯枕」

もうすでにお使いの方も多いことと思いますが、私遅ればせながら「たかはしきもの工房の帯枕”空芯才”」を使ってみました。

 

まず、一番に感じたことは背中から感じるフィット感です。
従来の帯枕と違い、背中に付く部分が板ではないので、とてもソフトな感触ですが、芯の部分(背骨にあたるところ)が、背中にというよりも背骨にピタ~っと付いているので、安定感があります。


次に、紐です。
従来の帯枕はガーゼを巻くなどして紐として使っていますが、こちらの帯枕は伸縮性のある紐が帯枕と一体になっていてるので、帯枕がズレることがなく、また、紐が当たって痛いとか、ゴムになっていて締め付けられるということもなく締めることができます。
伸縮性があるおかげで、みぞおちまでしっかり入れ込むことができ、さらにフィット感が増してきます。
 

そして、帯枕の幅です。
帯枕の幅が、従来の帯枕よりも長いので、帯の山がとてもきれいに出来上がります。私が使用しているのは、DXというサイズですが、帯の高さもちょうど良く、帯枕の中心を意識しなくても締めることができます。

この帯枕をし始めて、従来の帯枕はなんだったのかしら・・・と思うほど、心地よさを感じています。

たかが帯枕と思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

スポットでの着付けの生徒さんに、時々、お母様やおばあさまが使っていらした帯枕をそのまま使用している方を時々お見かけしますが、簡単にキレイに着ることを一番に考えていらっしゃったら、ぜひ帯枕を替えてみていただきたいと思います。

難しいと思っていた帯の着付けが、とても楽しくなることと思います。

丸やでは、お試しもしていただけます。

ご希望の方はメッセージ下さいね。

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。