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七五三だけではない昔の知恵

七五三の上げは、何のため???

今では、その時だけしか着なくなってしまった七五三の着物ですが、今でも、肩上げや腰上げはそのまま残っていますね。

洋服では見ることのない「上げ」は、昔の人の知恵。

着物が普段着だった時代には、裕福な家庭でない限り、毎年着物を新しくすることはありませんでした。とはいえ、毎年のように身長は伸び、体重は増えていくため、同じサイズというわけにはいきません。

そこで、昔の人は、肩や腰をつまむことで、その時の成長に合わせたサイズに着物を仕立ていたのです。

現代では、お子様の着物を七五三以外で作るということが少なくなっているため、あまり知られていませんが、まだ、身長が伸び切っていないお子さんには、肩上げと腰上げをオススメしています。

詳しく申しますと、お子様の成長がストップした時の身長をおおまかに予測し、そのサイズでまず仕立て、今の身長に合わせたサイズで着られるように「上げ」をするようにします。

成長にあわせ、「上げ」が少しずつ少なくなり、やがて大人サイズで着ていただけるというわけです。

「上げ」は、お子様にとってアクセントになり、「可愛さ」を演出してくれるものです。「上げ」が取れて、大人サイズが着られるようになるのも、お子様の成長を目で感じられる着物の良いところの一つだと思います。


最近は、汚すから・・・と、洗える着物を選ばれるかたもいらっしゃいますが、小さいときから、大切なものは大事に汚さないように・・・と伝えることもお子様にとって良いことではないかと思います。


お子様のお着物でお悩みのときはご相談下さい。

浴衣でも同じなので、オススメですよ。

 

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。