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【お客様の着姿】人生の節目に着物

年を重ねるほどに美しい

お客様より、「節目の年なので、着物を一式揃えたい」とご依頼いただいたのは昨年のことでした。

どんな着物が記念すべき年に良いのか・・・

お客様の想いをお伺いし、一緒に悩み、そして・・・

特別なときだけでなく、着て出かける範囲の広い着物にしたい・・・お気持ちを一番に考え、ご提案させていただきました。

着物は、矢代仁の330柄の御召。
330柄は、もともと、織見本として550柄ほどあった中から選び、1反の柄にしたもの。
江戸小紋のような文様が織り込まれている、それはそれはめずらしい御召なのです。

風通織になっているこちらの御召は、仕立かたによって付け下げのようにもできるため、幅広くお召しいただけます。

Kさまは、御召の幅広さに共感され、こちらの御召を選んで下さいました。

緑系の色が御好みと伺い、お顔映りもキレイなこちらの色をオススメさせていただきました。

帯は、普段にも着られるように、織名古屋帯をご希望だったので、帯屋捨松の帯を合わせさせていただきました。

「ペルシャ双鳳文」
今回の御召だけでなく、色々なお着物に合わせていただけるので、オススメさせていただきました。

実は、こちらの帯、私が一目ぼれした帯なので、Kさまに選んでいただけてとても嬉しかったです。

おふたりの着姿は、一枚の絵のようで、本当にうっとりしてしまいました。

記念日にこんな素敵な写真を撮れたらいいな~

年を重ねるって素敵ですね。

Kさま、ありがとうございました。

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。