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シミ抜きのご依頼・・・

最近、インターネットをご覧になられて、シミ抜きをご依頼されるお客様がとても増えて参りました。
 
今まで丸やでは、ご近所の方、お客様のご紹介でのお取り扱いが多かったのですが、ご近所の呉服屋さんが少なくなり、シミ抜きをなさる呉服屋さんも減ったようで、ご依頼が急増しています。

さて、そのシミ抜きですが・・・初めてのお客様の多くは、「衿の汚れのお手入れ」をご依頼されます。「衿の汚れ」がある場合には、「袖の汚れ」「裾の汚れ」もある場合が多いため、ご確認いただいてお手入れさせていただきます。

でも、外出時に付けてしまった「シミのみ」のお手入れの場合、困ってしまうことがあります。

それは、「汚してしまった部分以外の汚れ」がある場合なのです。

例えば、ご自身で水でたたいたり、ベンジンなどを使ってお手入れされて、それでも汚れが取れなくてお持ちになられた場合、お客様が思っていらっしゃらない部分にまでお手入れしなければいけない部分が出てきてしまうことがあります。

シミ抜きは、汚れの度合い、箇所によってお値段が違います。金額の違いは、「汚れ」に対してどれだけ落とすのに時間が懸かってしまうか・・・なので、生地に深く入ってしまったシミには時間も手間もかかります。更に、完全にキレイになることは難しい場合もでてきてしまうのです。

一枚、一枚が、ケースbyケースなのです・・・
(丸やの場合には、おおよそのお値段はご呈示しております)

丸やも出来る限りご説明させていただいておりますが、特に「お値段」を気にされていらっしゃるお客様、普段ご自身でお手入れされていらっしゃるお客様の場合、ご依頼いただいた部分のみのお手入れしかできない情況が生まれてしまう・・・困った情況が・・・

着物は、キレイにしてタンスに保管していただきたい・・・
これは、丸やの願いです。

 

お手入れはお早めに・・・
ご自身のお手入れに不安を感じたら・・・

すぐお持ち下さいね。

 

絹は呼吸しています。あまり痛めつけないで上げて下さい。

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。