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【お客様の声】黒留袖の染め直し

お婆さまがお母様にお造りになった黒留袖

【お客様のお声】

こんにちは。黒留袖の染め直しでお世話になりましたMです。おかげさまで無事に結婚式を終える事ができました。誠にありがとうございました。

こんな感じでした…赤坂プリンスクラッシックハウスでしたので、母の黒留袖も落ち着いた感じでよかったです。染め直しをしていただきありがとうございました。

 

本襲の黒留袖

着付けの方が、比翼がついていないのは2回目とのことで、本襲(ほんかさね)の留袖というのは教科書の中でしか知りませんでしたとおっしゃっていました。初めての時はびっくりされてみたいで、今日は2回目なのでだいじょうぶですよ!と。

同じようにお母さまに譲り受けたものを着る方がいらっしゃるのですね。

祖母が母に作ってあげたものが、こんな形で私が着る事になり、亡くなった祖母も喜んでいると言ってくれました。

染め直しをしていただかなければでわからない事でした。

改めてありがとうございました😊

 

※本襲の留袖とは、留袖と襲を2枚重ねて着るスタイルの留袖のことです。

元々は、正式な留袖は、襲を黒留袖と一緒に着るスタイルでしたが、時代と共に着心地などの問題から重ねて着るよりも簡単に留袖と一緒に付けてある比翼へと変わっていきました。

重ね着は「めでたいことを重ねる」という意味があるため、比翼がない留袖は、礼装という括りには入らなくなるのでご注意ください。

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。