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●遠州織物静岡県浜松市を中心とする、古く遠州と言われた一帯から産する内地用織物の総称です。一八四〇年代(弘化年間)、上州館林から移封された井上河内守が、館林の機業をこの地に発展させ、奨励したことに始まると言われます。現在は浜松を中心として、綿織物がさかんで、そのおもなものは、縞、かすり、織り色もめん、綿ネル、ベッチン、コールテン、ブロードおよび化繊織物で、日本における最大の綿業地でもあります。その織物を総称して遠州織物と言います。
●ざざんざ織りざざんざ織は、節のある絹の玉糸と真綿から手引きして紡いだ紬糸を使って織ったもので、正絹以外は使わない純絹の織物です。染色には大へん手数がかかり、植物染料で染めますので、色に落ち着きと深味があります。織りは昔ながらの手機手織りです。ざざんざの名称は、古く当地に有名な松があり、足利将軍義教がその下に宴を催した折、「浜松の音は颯々」と詠ってから「ざざんざの松」というようになったといわれ、それにちなんでつけられた名称です。
●掛川葛布
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