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◇◆◇[河童(かっぱ)]◇◆◇

小さい頃から、コマーシャルで慣れ親しんでいた「河童」

怖い「河童」、愛嬌のある「河童」・・・あなたはどんな「河童」が好きですか?

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夏になると、コマーシャルに登場する「河童」。

最近では、山瀬まみさんの「河童」姿が印象的でした。

今回は、昔から語り継がれていた? 「河童」をお届けします。

みなさん、「河童」というと、どんな姿を想像しますか?

髪が薄く、頭にはお皿があり、その中には水が入っていて、その水がなくなると死んで

しまう。手や足には水かきがあって、背中には亀のような甲羅があり、水の中で生活し

ている動物・・・ざっとこんな感じでしょうか。

「河童」は、日本の伝説上の動物。日本全国で伝承され、呼び名も形状もそれぞれの地

域によって違います。

古い文書には、「川童・河童・河太郎」と描いてあるものも多く、「カッパ・ガワッパ・

カワタロウ」と呼ばれていました。

タイプも 2種類。亀タイプと類人猿タイプです。

亀タイプは、身体にウロコに覆われ、くちばしがあり、頭にはお皿。お皿が割れると死

ぬといわれています。背中には甲羅があり、手足には水かき。は虫類に属するので手の

親指がないのが特徴です。

類人猿タイプは、全身が毛に覆われ、口には牙。鼻の造形がはっきりせず、頭の上はく

ぼんで常に水を貯めています。その水が乾くと死ぬといわれています。手には親指があ

り、足にはかかともあります。相撲好きで子供たちともよく遊ぶ「河童」です。

「河童」の由来は、大まかに東日本と西日本に分けられます。

東日本では、安倍晴明の時代にさかのぼるのですから、平安時代ころのこと、式神(し

きがみ: 陰陽師が使役するという鬼神で、変幻自在な姿で、人の善悪を監視する神様) 、

役小角(えんのおずの: 7〜8世紀に大和の葛城山にこもって修行した呪術者) の護法童

子(ごほうどうし: 仏法を守護するために働く童子姿の鬼神)、飛騨の匠が仕事を手伝わ

せるために作った人形が変じた物(妖怪)といわれ、西日本では大陸から渡来したもの

とされています。

また、「河童」には河神としての性格を残すものもあります。河神とは、水の神の精霊。

零落(落ちぶれる)した姿が「河童」だと伝えられているのです。九州には、その「河

童」が夏作の野菜を荒らすので、キュウリを供えて機嫌をとるようになり、お祭りが行

われるようになったと伝えられています。(川祭りのこと)

キュウリは「河童」の好物。それゆえ、「カッパ巻」は、キュウリというわけです。

川祭りは、キュウリの他に瓢箪(ひょうたん)がつきもの。日本書紀にもこんな記述が

あります。

冬 10月の頃、茨田堤(まむたのつつみ:現在の大阪枚方辺り)を築く時のこと。強頸(こ

わくび)・衫子(ころものこ)の二人を人柱に立てることになりました。強頸は水中に入

り人柱となって死んでしまったのですが、衫子は、河神の祟りを沈めるために「ひさご」

を水中に投げ入れ、ひさごが沈まないなら偽りの神であると宣言。ひさごは、つむじ風

にも沈まなかったので、衫子は人柱になることなく堤が出来上がったのでした。

そして、川祭りには必ず瓢箪を捧げることになったと伝えられています。

だから、九州の「河童」伝承には、「河童と瓢箪」の話はつきもの。

特に、「河童」には、水辺を通りかかったり、泳いだりしている人を水中に引き込み、溺

れさせたり、「尻子玉」を抜くなどの悪事を働く・・・という言い伝えもあります。尻子

玉(尻小玉とも書きます)とは、人の肛門内にあると想像される臓器のこと。これを抜

かれると腑抜けになるといわれています。

小さい子が、危険を犯さないための言い伝えでしょうが、水難に遭わないためには、「瓢

箪」がお守り・・・覚えておきたいですね。

「河童」の良いところは、義理堅く、お相撲好きなこと。そんな民話も日本には多く残

されています。お住まいの地域の「河童伝説」、調べてみるのも面白いかもしれませんね。

それとも、「河童」に会いに行きますか?

◇◆◇ [河童]といえば何を思い出しますか ◇◆◇

 「河童」といえば、小さい頃、テレビのコマーシャルで見た「黄桜の宣伝・・・河童」

を思い出します。まだ、小学校だったと思いますが、目のクリッとした河童のお母さん。

そしてお酒を飲んでいるお父さん。家では当たり前の光景でしたね。

私の父は初代の原画は清水崑さんの描いた「河童」が大好きでした。物心ついたころか

ら、コマーシャルがかかるたびに「いい絵だなあ〜」と父が私たちに語りかけていたの

を思い出します。だから清水崑さんが亡くなられたときにはとても残念がっていました。

まだ小さかった私にはわかりませんでしたが、「河童」というものを知ったのは、このコ

マーシャルのお陰かもしれません。

清水崑さんの河童 →  http://www.kimono-maruya.com/mv/?119

さて、そんな清水さんも長崎にゆかりのある方。なぜか「河童」を描く方は長崎を訪れ

ることが多いようです。

芥川龍之介もそのひとり。小説家である彼は「河童」という小説も書いていますね。そ

して、長崎を1ヵ月ほど旅したときにも、丸山の遊郭の芸妓照菊さんに銀屏風に描いた

「河童」をプレゼントしています。

長崎には、「河童」に引き寄せられる何かがあるのかしら???

岩手の遠野のように・・・何かがある・・・なんて、テレビの見過ぎかな?

 

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