着物専門店「丸や呉服店」着物専門店「丸や呉服店」

12月1日(月)〜6日(土) 栗山工房・紬展

 

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◇◆◇[組紐]◇◆◇

紐にも色々あるけれど、さて「組紐」とは・・・

わかっているようで、説明に困ってしまうことありませんか?

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私たちの生活に欠かせない紐。

紐にも色々あるけれど、「組紐」にも色々な種類があるのです。

今回は、こんな技術もあったのね〜 「組紐」をお届けします。

「組紐」とは・・・と質問されてもどんなものが「組紐」なのでしょうか?

「紐」は、「組紐」「編み紐」「撚った紐」の大きく 3つに分かれます。

「撚った紐」は2本でネジったもの。「編み紐」は、鈎針を使って鎖編みした類

いのもの。そして、「組紐」は、組んだもの・・・???と一言で片付けてしま

いがちですが、きちんとした定義があります。

その定義は、組み台の使用・不使用に関らず、数本の糸を撚って 1本の糸にした

ものを 3本以上使って組みあげたものをいいます。撚ってはいますが、撚った紐

ではなく、また編んだ紐でもないものが「組紐」というわけです。

「編」と「組」、少しわかりにくいのですね。

「編」は、随分昔に流行った「リリアン」を思い出していただければいいでしょ

うか・・・(私は小さい頃夢中で「リリアン」していました・・・笑)紐となっ

た状態の時に横にも繊維が絡んでいるものをいいます。

リリアン →  http://www.kimono-maruya.com/mv/?100

そして、「組」は、女の子のおさげ(ちょっと古い)「三つ編」を思い出してく

ださい。紐となった状態の時に糸が縦方向だけに向いている状態をいいます。

少しは理解していただけたでしょうか・・・

さて、この「組紐」、歴史はとても古く、縄文時代まで遡ります。小学校で学んだ

「縄文式土器」を思い出してみて下さい。文様である紐状の圧痕には、しっかり

と「組紐」の組織が残っていましたね。また、古墳時代には、埴輪の服装にも「組

紐」が見られます。埴輪は、その当時の人々の風俗を知る貴重な手がかり。首の

ところは紐で留め、腰紐や脚結の紐、紐小刀などを身につけていたことがわかっ

ています。装飾と実用を兼ね、盛んに紐を活用していたのです。中には紐の部分

を朱で塗っている物もあり、すでに染色した紐を使っていたことも知ることがで

きます。

飛鳥時代、仏教伝来とともに優れた技術の「組紐」が渡来します。法隆寺の風帳

垂飾、 聖徳太子と同品の唐組(矢羽、笹浪)の残片が残っています。また、正倉

院に残されている安打組下緒は、現在の組紐(高麗・奈良・常組)と変わらない

模様が組まれています。こんな時代からすでに完成されていたとは・・・

平安時代になると更に技術に磨きがかかり、刀剣を帯びるための唐組平緒は完成

に数年を要するほどの「組紐」で、貴族の方々に用いられていたようです。鎌倉

時代にはいると、武家社会ということもあって、大鎧などにも「組紐」が用いら

れ、両面亀甲のような高度な技術の「組紐」まで登場。武具とともに発展してい

ったのです。

室町時代になると、茶の湯が生まれ、茶道具にも使われるようになっていきます。

桃山時代には、腰紐として使われていた「組紐」が、羽織の紐や帯の変わりに使

われていた紐としても活躍。平組の「組紐」を並べて綴じた帯も作られたそうで

す。

江戸時代には武家社会も安定し、「組紐」の研究が盛んに行われるようになり、江

戸市中にも各地から「組紐」職人が集まったとのこと。刀剣の緒紐、手箱や文箱

などに使われる紐を作って、伝統の「江戸組」が作り上げられたのでした。また、

江戸時代は、町人文化が花開いた時代。「組紐」も町人文化の波に乗って花開き、

調度品の飾り紐から印籠、煙草道具に至るまで用いられ、江戸後期には帯締めに

用いられるようになったのです。

明治時代に入ると廃刀令によって、武具への普及が激減し、帯締めや羽織紐への

需要が多くを締めるようになったのでした。また、明治 15年にはドイツのバーメ

ンから電線の被覆用として製紐機が輸入され、「組紐」も機械化の道を辿り始めた

のでした。

そして現在、手組のもの、機械によるものが市場に出回っております。長い歴史

の中、贅沢品として、庶民の楽しみとして発展してきた「組紐」。着物だけではな

く、今でも色々なところで使われている「組紐」。この伝統がこれからも日本に残

っていくことを願い、もっともっと理解を深めていきたいと思います。

◇◆◇ [組紐]といえば何を思い出しますか ◇◆◇

「組紐」といえば、私には切っても切り離せない存在。帯締めは、「組紐」の種類

によって着ていく着物や帯が違います。

丸組、角組、平組などその形状により大きく別かれますが、高麗組、内記組、貝

ノ口、唐組など組みの組織、技術によっても分けられます。その種類は 300種類

ほど。丸組、角組、平組か、どんな柄を組むかによって使う組台や組む方法が決

められています。(組台の種類には、丸台・角台・綾竹台・高台・内記台があり

ます。)

組紐の種類  →  http://www.kimono-maruya.com/mv/?101

私たち親子も毎日着物・・・ということもあり、色々な帯締めを持っています。

帯締めの役目は、しっかり帯を留めること。ほとんど緩みがないこと。そして着

物と帯のバランスを整えることだと思います。

前述でも触れましたが、今現在、手組のもの、機械のものがあります。それぞれ

の特徴は、手組は適度な緩みがあるので、しなやかであり締めやすい。また、現

在では機械でしか組めなくなってしまった「組紐」もあります。機械だからよく

ない・・・ということは一概にはいえないのが現状です。(もちろん、海外からの

ものもあります。)

なぜなら、その機械自体高価なものなので、新たに導入することができない時代

だから。機械を修理する人も部品もない・・・それが当たり前になってしまって

いる時代だから。いつかは、直すこともできず、作れなくなってしまう「組紐」

も出てくるということ、手組の職人も減少しているということ。日本の伝統文化

は、どれも同じ情況のようです。

長い歴史を持ち、研究され、育てられてきた「組紐」。職人の手によって組まれた

「組紐」には締めただけでわかるものがあり、機械組みには模様のすばらしさ、

手ではできない技があります。これから、どんな時代が待っているのか・・・あ

まりに未知数ですが、これからも毎日お世話になる「組紐」です。大切に使わな

くては・・・と思います。みなさんも「組紐」を見たら思い出して下さいね。技

が光っていることを!

 

 

 

 

   

   

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