日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇[お宮参り]◇◆◇ 自分の記憶にはないけれど、写真が物語る初めてのお祝い 昔から伝えられてきた儀式には・・・どんな意味があるのかしら? ---------------------------------------------------------------------- 生まれて初めての行事「お宮参り」 こんなにも祝福されていたことを写真で知ったのは・・・いつ? 今回は、愛情に包まれていたことを忘れないで、「お宮参り」をお届けします。 昔むか〜し、生まれたばかりの子の命は儚いものでした。やっと生まれた子供も 1 ヶ月もたたないうちに命を落とすことが多かったのです。そのため、人々は生ま れてきた子が天に召されることがないよう、悪霊に目を付けられないようにして、 子供を守ったのです。 そんな子供が、何とか自分で生きる力(母子ともに健康状態が安定した時期)備 わってきた頃、地方によって風習も時期も違っているのですが、一般的に男児は 生後三十一日目、女児は生後三十二日目に「お宮参り」をするようになったので す。 「お宮参り」とは、「産土詣(うぶすなもうで)」「産土参り(うぶすまいり)」「産 神詣(うぶがみもうで)」などと呼ばれ、 その土地の守り神である産土神(うぶす ながみ)に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を願う行事です。昔は、氏神 さまに参拝して新しい氏子(うじこ)として神さまの祝福をうける行事とお産の 忌明けの儀式の意味合いもありました。 かつて、出産は母子の穢れと考えられ、その穢れから開放されるためにお参りす るようになったともいわれています。昔の出産は危険を伴い、「血」や「死」と関 係が深かったからだそうです。産後の母親の健康を気遣ってという説もあるよう ですが・・・現在ではそんなことを気にすることもなくなりましたので、無事に 生まれた感謝と健やかな成長を願う行事となっています。 「お宮参り」が、現在のように「お宮参り」と呼ばれて一般化されたのは室町時 代のこと。 江戸時代の家綱の時代に、「お宮参り」の帰路に大老宅へ挨拶に参る風習が始まっ たとか。後に武家社会の慣わしとなり、一般人にも伝わりました。今でも昔から の風習を受け継いでいるお宅は、近所や親類、知人宅へ「お宮参り」の挨拶に出 向くようです。 さて、お参りする神社ですが、この行事が始まった経緯を考えると、やはり、そ の家の氏神様にお参りするのが筋のようですね。その家の新しい家族を自分の家 の氏神様に紹介し、挨拶することが、そもそもの起源だったのですから、氏神様 に認めてもらい、村の一員となるには、やはりその家の氏神様となるわけです。 参拝の時、子供は、ご主人の母親(姑)が抱き、その上に初着を掛けます。初着 は、一般的には妻の実家が送る物。男子のみにつく家紋は母親の実家の紋になり ます。(どちらが作ったか・・・はっきりさせるためなのかな〜 お嫁入り道具と 一緒ですね)男児は、黒地に鷹や鶴などの絵柄の「熨斗目広袖(のしめひろそで)」、 女子は朱色地に絵羽模様などの「友禅広袖」が中心。(最近は、白のドレスなどに される方も多いようです) 一緒に参列される両親や祖父母も服装に決まりがあるわけではないのですが、生 まれた子供の初めての儀式なので、きっちりしたフォーマルなものがオススメで す。 ところで、皆さんは、初着の紐にでんでん太鼓や犬張り子などを結びつけていま したか?背中に垂らしてお参りする風習です。このお宮参りセットにもそれぞれ の意味があります。 「お宮参り扇子」は、「お宮参り」の時に末広(ひも扇)にのし袋(ひも銭)を添 えるもの。 「犬張り子」は、安産の象徴が犬であること。そして犬のように元気に育ちます ようにと願いを込めて。 「でんでん太鼓」は、「犬張り子」と同様縁起物。 やはり、一つ一つとっても縁起ものであり、意味があるのですね。生まれたばか りなので覚えているわけではありませんが、写真やビデオを見ながら、自分の誕 生をみんなが祝ってくれたことは、やはり嬉しいものですね。 近頃は、子供の自殺報道が多く嘆かわしいですね。両親がどんなに思ってくれて いるか・・・と考えたら、そんなことできないと思うのですが・・・ある程度の 歳になったからいえることなのか・・・ただただ悲しいばかりです。 子供の成長を楽しみにしていない親なんていないのに・・・ ◇◆◇ [お宮参り]といえば何を思い出しますか ◇◆◇ 「お宮参り」といえば、 9月にお生まれになった「 悠仁(ひさひと)さま 」の一 般でいう「お宮参り」が、先日行われましたね。 お子さまが誕生後初めて、皇居の 宮中三殿と呼ばれる賢所(かしこどころ:天照 大神を祭る)皇霊殿(こうれいでん:歴代天皇の霊を祭る)神殿(しんでん八百 万の上を祭る)に謁(えっ)する(参拝する)儀で、「 賢所皇霊殿神殿に謁するの 儀」のことです。ご誕生から 50日目以降に拝礼されています。 この儀式、天皇皇后両陛下は参列しないのですが、他の皇族方は参列し拝礼しま す。また、愛子さまのときには、母親である雅子さまは参列はされなかったと伝 えられています。一般人も赤ちゃんは、お母様ではなく、お父様方の母親(おば あさま)が抱いていますね。産後は穢れがあるから・・・という昔からの言い伝 えが皇室からだったのか・・・と思ってしまいますね。 悠仁さまは、秋篠宮邸で身を清めた後、天皇、皇后両陛下から贈られた白い「御 初召(おうぶめし)」にお着替えになります。儀式の際には、賢所仮殿にて宮内庁 楽部が神楽歌を奏で、掌典長が祝詞を読み上げた後、松田慶文宮内庁御用掛(宮 内庁職員)に抱かれて賢所にお参りされたとのこと。この後、ご夫妻と悠仁さま は皇居・御所を初めて訪れ、両陛下にご報告されたそうです。 秋篠宮さま・紀子さまもフォーマルで参拝された儀式。一生残るこの一日は、写 真やビデオで思い出として刻まれるもの。両家の家族が揃ってのお祝い・・・「お 宮参り」は、お子様にとっても初めての大切な日です。いつまでも伝えていきた い・・・風習です。
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