日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇[どんぐり]◇◆◇ 小さい頃によく拾った「どんぐり」 「どんぐり」で遊んだのは・・・いつまでだったかしら・・・ ---------------------------------------------------------------------- 幼稚園の遠足、小学校の遠足・・・秋の遠足の楽しみ「どんぐり拾い」。 お父さんが作ってくれた「どんぐり」のおもちゃ・・・嬉しかったなあ〜 今回は、ちょっと思い出してみて、「どんぐり」をお届けします。 小さい頃、遠足に行くと・・・近くの公園で・・・「どんぐり」の歌を歌いなが ら、拾っていませんでしたか?私の思い出の中には、いつも歌があったように思 います。普段、何気ない遊びの中で覚えた歌。遊びながら覚えた歌は、今でも忘 れていません。歌を歌えば思い出す・・・そのひとつが「どんぐり」です。 どんぐりの歌 → http://www.kimono-maruya.com/mv/?91 「どんぐり」を漢字で書くと、「団栗」。 狭い意味では橡(くぬぎ)の実を「どんぐり」と呼びますが、樫(かし)、柏(か しわ)、楢(なら)、椎(しい)などの木の実を「どんぐり」と総称しています。 どんぐりの画像 → http://www.kimono-maruya.com/mv/?92 よく見かける形はどれでしたか?ちなみに、私は、椎でした・・・「どんぐり」と いっても、色々な形があるのもですね。 さて、この「どんぐり」・・・歴史をたどってみると、なんと時代は縄文時代。1 万3千年以上前のことなのです。縄文人は、山では猟、川では漁、そして森では キノコを採って自然とともに暮らしていました。もちろん、食料の中には「どん ぐり」もあったのです。縄文人にとって木の実「どんぐり」は、ご飯のようなも の。主食としていたことが判っています。 (その発見は、昭和50年代のこと・・・なんと多摩ニュータウンを開発する際 に縄文時代の住居跡が見つかったのです。現在は、東京都埋蔵文化センターにて 縄文人の暮らしを見ることができます。) 東京都埋蔵文化センター → http://www.kimono-maruya.com/mv/?93 う〜ん、「どんぐり」が主食か〜・・・なんか想像がつかないですよね〜。 でも「栗」は食べられるのだから〜・・・??? ということで、「どんぐり」の食べ方講座! 実は、「どんぐり」は、縄文時代から変わらず「アク」の強い食べ物でした。つま り、そのままでは食べられないものだったのです。そのため、昔は土器を利用し てじっくり煮込んだり、水でさらすことによって「アク」を抜いて食べていたの です。でも段々と、「アク」を抜くのが面倒になり、食べられなくなったというわ けなのです。 しかし、今でも「どんぐり」を食している人たちがいます。最初にご紹介したよ うに「どんぐり」にも色々な種類があり、「アク抜き」をしなくても良いものもあ ります。また、きちんと「アク抜き」をすれば食べられるものもあります。 まず、「アク抜き」が必要ない「どんぐり」は、「椎の実」・・・マテバシィ。全く 渋みがなく、甘いご飯の味がするそうです。 そして、渋みのある「どんぐり」は・・渋みの元「タンニン」を取り除かなくて はなりません。これは、栗にもあるように渋皮を取っただけでは無くなりません が、水につけることによって渋みを取ることができます。そう、まずは「水につ ける」ことから始めます。 縄文時代は、「どんぐり」を石でたたいてつぶしてから水にさらしていたようです が・・・。 今は、もっと丁寧に処理します。 水につけて完全に沈むもののみを選ぶ。(浮くものは虫に食べられているのです) 次に乾燥させます。 「どんぐり」を割って、殻を取ります。 そして渋皮を取ります。 ミキサーや、すり鉢を使って粉にします。 水を入れてかき混ぜ、放置。黒っぽい上澄みがでてくるので、それを捨てます。 この処理を10回近く続けます。 黒っぽい上澄みが無くなれば、渋みが取れています。 こうしてできた「どんぐりの粉体」は、クッキーにしたり、パンにしたりして食 べることができます。 秋だけしか味わえない・・・「どんぐり」。食してみる価値ありかもしれません・・・ 私も拾いに出掛けましょうか・・・「池上本門寺」に! ◇◆◇ [どんぐり]といえば何を思い出しますか ◇◆◇ 「どんぐり」といえば、先程も登場しました「池上本門寺」。小学校の頃、毎朝、 父と一緒に子供たちが散歩した所を思い出します。 秋になると、銀杏や「どんぐり」が落ち葉に混じって見え隠れしていました。よ く、妹と一緒になって「どんぐり」を拾って、部屋に飾っていたことを覚えてい ます。「どんぐり」にもツヤの良いものと良くないものがあって、布でキレイに磨 いたりしていました。 最近では、そんな遊び・・・していないのかしら・・・??? ところで、「どんぐり」は、よく虫に食べられたりしていますね。拾った「どんぐ り」を見ると、小さい穴が開いています。これが虫の穴。まだ、小さく青い実の 時に卵をひとつ産みつける虫。孵化した幼虫は、「どんぐり」の実を食べながら成 長し、秋に実が茶色になって地面に落ちると、穴を開けてでてきます。 「どんぐり」は、虫の餌にも、またリスやイノシシの餌にもなります。実を虫に 食べられても、芽が出ることもあるそうです。生命力があるのですね。だからか しら、里山作りにも一役かっています。森を守るため、土砂崩れを防ぐため、九 州では、「どんぐりの苗を植える」運動が行われています。ただ、実を拾えるよう になるまでには、50年もかかるそうですが・・・。 50年とは、気の遠くなる話ですが、根をしっかり張る「どんぐり」は山にとっ て重要なこと。地道な活動が、大切なのです。 あまり考えたことのなかった「どんぐりのこと」。食料に、自然を守るために大切 な役割をしていたのですね。いつか、「どんぐり」の知識が役立つ時がきたり・・・ なんてことがないといいのですが・・・
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