日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇[そうめん]◇◆◇ 麺にも色々あるけれど、夏にはやはり「そうめん」 「流し冷や麦」はないけれど「流しそうめん」は有名ですものね! ---------------------------------------------------------------------- 夏といえば、「流しそうめん」・・・考えただけでも涼しげですよね〜 簡単ですぐできて、それでいて、おいしい・・・一人暮らしにも有り難い食べ物。 今回は、意外と知らない真実、「そうめん」をお届けします。 みなさ〜ん、「そうめん」は、なにからできているか知っていますか〜。 「小麦粉に決まっているじゃないですか〜」 「すみません、失礼いたしました。では、うどんも冷や麦も小麦粉でできている のに何で違う名前なのですか〜」 「麺の太さです!」 なんて、胸張って答えた人・・・いませんか? 「そうめん」の歴史は、奈良時代の頃から始まったといわれています。いつもの ことながら中国から伝えられました。遣隋使・遣唐使が現在の中国に派遣され、 中国の文化など色々な事・物を日本に伝えたころです。そのひとつに麺の製法が あったというわけです。でも、「そうめん」に直結していたわけではありません。 奈良時代、唐から輸入されたお菓子餅(唐菓子) 14種類の中にある索餅(さくべ い)、 こん飩、はくたくなどがありました。この中で索餅は、小麦粉と餅米を練り、 縄のような形にねじった食べ物で、麺に近いものであったといわれています。こ のお菓子は、お客様をもてなすための高級なお菓子、儀式に供えるお菓子として 使われていたようです。「そうめん」とはほど遠い存在だったのです。また、「索 餅」は、和名を无岐奈波(むぎなわ)といい、形が縄に似ていることから、後に 「麦縄」ともいわれていたとか。中国では、「索」は細い縄、餅(ビン)は、小麦 粉などを練り合わせた食べ物の総称・・・という点からも「索餅」が、麺であっ たといえるようです。 平安時代、宮中では七夕の儀式に「索餅」が供えられていました。七夕に「索餅」 を食べると病にかからないと考えられていたというのです。このことは、後醍醐 天皇の頃に、儀式や作法などを記した「延喜式(西暦 927 年)に記されています。 実は、七夕の 7 月 7 日は、「そうめん」の日でもあるのです・・・知らなかった〜 時代は、鎌倉時代。 禅僧によって新しい麺の製法がもたらされます。(その方法は二通りあったのです が・・・これはのちほど)禅僧がもたらせたものは、麺の製法だけではありませ んでした。 みなさんは、以前「和菓子」についてご紹介した時のことを覚えていますか?鎌 倉時代の食べ物・・・点心。「そうめん」もその点心に深く関わっていたのです。 点心野中の麺類は、食事として食されるようになっていきましたね。 和菓子 → http://www.kimono-maruya.com/mv/?66 室町時代になると、本格的に「そうめん」が作られるようになります。そして、 この頃から、「索麺」や「素麺」の文字が使われ始めます。「そうめん職人」もあ らわれ、そうめんの形・作り方・料理方法がほとんど形成されたのもこの時代で す。文献にも登場した時代、でも食されていたのは、寺院や宮中の宴会でのこと。 まだまだ、庶民が気軽に食べられるものではなかったようです。 鶏卵素麺(九州)や鯛素麺など、名残が感じられますね。 江戸時代になると、ようやく、街道の茶屋などで、麺類を食べさせるようになり ます。時代劇で見る光景もこの時代のことです。 室町時代に、現在の「そうめん」がほぼ完成し、今でも夏になるとその当時のま まの「そうめん」を食している・・・なんか不思議な気がしますね。昔から人気 のあった食べ物は、時代が変わっても変わらないのですもの。今年もいっぱい「そ うめん」食べて、夏を元気に過ごしたいですね。
◇◆◇ [そうめん]といえば何を思い出しますか ◇◆◇ 「そうめん」といえば、私の大好物です!なんといっても「冷や麦」よりも「そ うめん」・・・なぜか小さい頃から「そうめん派」でした。 麺の太さは、麺好きにとっては論争のひとつではありませんか? 私は、「細麺派」。中華麺もうどんも細麺好きなのです。 余談はさておき、「冷や麦」と「そうめん」、違いは麺の太さ・・・と思っていま せんか?実は何を隠そう、私は、今の今まで、ず〜っとそう思ってきました。な んでそんな違いがでたか・・・というと関東と関西の違い?なんて不確かな雑学 を信じておりました。 しかし、「冷や麦」と「そうめん」は根本が違っていたのです・・・ それは、製法。 先ほど、室町時代に禅僧が伝えた麺の製法のお話をしました。製法は 2通り。 ひとつが、挽き臼で惹かれた粒子の細かい小麦粉だけで作る麺。麺には植物油を 塗って伸ばす方法が採られています。 もうひとつは、小麦粉だけの生地を麺棒で薄く延ばしてから細く切ってつくる方 法。 もうおわかりですね。前者が「そうめん」後者が「冷や麦」です。全く違う方法 によって作られた麺。機械で「そうめん」や「冷や麦」が作られるようになって からは、太さだけで判断されるようになったようですが、今でも「そうめん」を 「手延べそうめん」と称し、昔ながらの製法で作られているものもあります。 じっくりと時間をかけて作られる「手延べそうめん」。道理でおいしいはずです。 暑くなってきたら、「そうめん」。そろそろ食卓にのぼる頃ですよ!今年も美味し くいただきましょう・・・
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