日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇[空豆]◇◆◇ ビールの美味しい季節になってくると食卓に登場する「空豆」。 食べ応えがあって、ついつい手がのびてしまいませんか? ---------------------------------------------------------------------- 私も大好きな「空豆」。ついついあると食べ過ぎてしまいます。 今回は、この時期を逃したら食べられませんよ〜「空豆」をお届けします。 「空豆」は、世界でも最も古い食べ物の部類に入るもの。 原産地は、北アフリカからカスピ海南岸にかけて。 その歴史は、5000年以上も前、チグリス・ユーフラテス川領域で栽培されて いたほど。その後、古代エジプトや古代ギリシャに伝わり、栽培され、約200 0年前に中国に渡ったといわれています。 日本には、奈良時代の天平年間(西暦729年〜749年)に伝わりました。 伝えた人は、インドの僧 菩提僊那( ボダイセンナ)。 菩提僊那は、西暦736年に遣唐使の船に乗って日本にやってきたお坊さんです。 奈良東大寺の大仏に黒い墨で目を入れた(大仏開眼:西暦752年4月9日)僧 で有名ですね。 菩提僊那が日本に着いた時、 遊行僧の行基(ぎょうき)が大阪(難波)の港まで 迎えに行き、自分の寺(菅原寺)に連れて行ったという経緯があってか、日本各 地に「空豆」を伝えた人に「行基」の名が残っています。(行基もまた奈良東大寺 の大仏建立に深く関わった僧です。) 伝わり方からして「空豆」は神聖な食べ物のような気がしますが、古代エジプト やギリシャ・ローマ時代には常食とされていたもの。その当時、儀式には豆粥が 神へのお供え物となっていたので、「空豆」は古代人にとって貴重で神聖な食べ物 でした。 その反面、地中海周辺の人々の間で特有の「空豆アレルギー」(遺伝病)のため、 その地域では「不吉な食べ物」とも言われています。このアレルギーは、「空豆」 を生で食べたり、花粉を吸い込みことによって発病。貧血や黄疸などが表れ、高 熱がでるとか。ただし、日本人にはほとんどありませんので、ご安心を。 さて、「空豆」は、現在世界の約70%が中国で生産されています。日本では鹿児 島・千葉・茨城・宮城などが生産地。地域によって様々な名前で呼ばれています。 四国では四月豆、静岡は五月豆、神奈川では夏豆とか冬豆(冬に植えるから)、千 葉では雪割豆、奈良では大和豆、伊勢では雁豆、そして九州では唐豆。 その土地土地で、空豆の利用法や収穫時期が違うからのようです。 でも一般的には「空豆」。サヤを天に向けて実るので呼ばれています。また、お多 福や蚕の繭に似ているので「お多福豆」や「蚕豆」ともいうそうです。 「空豆」は収穫時期がとても短く、時間が経つと急速に鮮度が落ちてしまいます。 美味しいのは3日だけ、といわれるほど、熟れるのが早い野菜です。なるべくサ ヤの付いているものを買いましょう。鮮度の善し悪しは、サヤにツヤがあり、サ ヤの中の綿がパンパンに詰まっているような感触のもの。サヤが黒ずんでいるも のは古いのでご注意を。 主成分は、デンプンとタンパク質。中国では昔から体力を養い、気力を充実させ る野菜といわれています。ビタミン B1・B2、カルシウム、鉄分、カリウムなど が多く含まれています。体力を養い、胃腸を丈夫にし、内臓を補い、貧血の予防 効果もあり。また常食することによって血圧を抑えてくれる優れものです。この 時期にまとめて買ってフリージングしてもいいかもしれませんね。 今が旬の「空豆」。早速食卓に並べてみませんか? あ〜ビールが飲みたくなってきた!
◇◆◇ [空豆]といえば何を思い出しますか ◇◆◇ 「空豆」といえば、私の失敗談・・・を思い出します。 「空豆」は、お茶事にも八寸としてよく出される食べ物。八寸とは、 一辺が八寸 (約 24センチ)ほどの白木の折敷のことで、この上に季節を彩る山海の珍味が添 えられます。山海の珍味を頂きながら、ご亭主とお酒をかわすのです。 詳しくはこちら→ http://www.kimono-maruya.com/mv/?59 実は、以前習っていたお茶のお稽古のひとつにお茶事もあったのです。簡単な流 れを知るということで先生のご厚意で先生の自宅で 1日勉強させていただいてい たのです。ある年の5月、やはりお茶事のお稽古で、私は八寸の担当になり、自 宅から持っていくことになっていたのです。でも私すっかり、そんなこと忘れて しまっていて・・・そのことに気がついたのが、先生の自宅近くになってから・・・。 「ひえ〜」 頭の中はパニック・・・大変なことになってしまった・・・ まだ、店は開いてない・・・海のものは家にあっても・・・山のものは・・・ど うしよう・・・謝ってすむことではないし・・・ と着物姿で、とにかく考えられるところを走り始めました。一応、早めに開いて いるかもしれないスーパーとか・・・でもまだ開いてない・・・ とふと浮かんだのが、コンビニ。いや〜走りました。1軒目には無く、2軒目・・・。 「あった〜〜〜」 空豆を見たときには涙が出るほど嬉しかったです。もう味何て言っていられませ ん。急いで、自宅に戻り、入れ物を替え、先生宅へ・・・なんとか無事にその一 日を終えることができました。たまたま、早めに家を出ていたこと、先生宅が近 くであったことが幸いしました。後にも先にもこんな経験はありません。 約束はメモを取り、前の日には確認する・・・大事なことですね・・・(笑)
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