着物専門店「丸や呉服店」着物専門店「丸や呉服店」

12月1日(月)〜6日(土) 栗山工房・紬展

 

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◇◆◇[綴帯]◇◆◇

「綴帯」という帯を知っていますか?

 昔から伝えられてきた織物ということを・・・

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女性のあこがれの帯、「綴帯」。

今回は、いつまでもこの技術が受け継がれてほしい「綴帯」をご紹介します。

 綴織りは、古代からエジプト・中国・フランスなど世界各地で織られてきまし

た。最も古い歴史は、紀元前 1500年頃、エジプトで織られたコプト織り。

コプトとはエジプトのキリスト教徒をさすもの。

クレオパトラが没して古代エジプト王朝が絶滅し、ローマの支配下にはいった

紀元後にキリスト教がエジプトに伝わりました。3世紀からイスラム時代初期

の8世紀頃までがコプト織物の最盛期。

コプト織は、麻と羊毛の織られています。

この麻とウールの綴れ織はコプト人の墓の中に収められ、特に乾燥地帯の墓の

中から 19世紀末以降に発見されました。技法は生成りの亜麻糸を経糸にして、

色で染めたウールの緯糸で平織りにします。

これが綴れ織の始まりです。

日本には、仏教の伝来とともに伝わってきました。今でも、法隆寺や正倉院の裂

として残っています。そのころの綴れ織は、宗教の教えを織り描いた物。

日本最古の綴れ織は、奈良の當麻寺(たいまでら)にある国宝「當麻曼荼羅図」

といわれています。

やがて、京都の仁和寺や本願寺などの僧坊によって綴織りによる装飾品が織り始

められたのです。しかし、その後、歴史の中に綴織の記載が消えています。

再び、歴史に登場するのは、江戸時代中期以降になってからのことでした。

西陣で織りの帯が盛んになってきた頃。

フランスのゴブラン織の影響も受け、現在の綴帯が完成したのです。

 ゴブラン織  → 西暦1667年、フランスのゴブラン家の管理下にある織物工場

         が名前の由来。ウールやシルク、コットンを使ったタペスト

リーをいいます。

以後、綴織りは、女性の人気となり、綴帯があこがれとなっていったのです。

その理由は、織りのしなやかさと豊富な色にあります。

綴帯は、経糸・緯糸ともに太めの糸を使い、緯糸に色々な色糸を織り込みます。

経糸の下に正絵(図案)を置き、色を合わせながら織っていきます。

複雑な図案になると、それだけ時間を要する(高価なので)ことから、昔から、

正面の胴の柄は片方にしか付いていませんでした。

綴帯画像でチェック  →  http://www.kimono-maruya.com/mv/?18

だから、利き手によっては、正面に柄がでない・・・ということになってしまう

ので、裏返して締めることができるようにしているのです。

日本人の知恵ですね。

現在、綴帯には、手織りのもの、機械織りのもの、海外産のものがあります。

その中で、国内産の手織り綴帯は、年間 3000本の生産となり、あまりお目にかか

ることができなくなっています。

機械織り・海外産の見分け方は、下記の通り。

機械織りは、帯の裏を見ると、いっぱい糸が出ているので、すぐに判ります。

海外産は、西陣のメガネ証紙が付いていないので、そこで判断します。

名古屋帯でありながら、高価な帯であるが故に、留袖や訪問着に締めることが許

された帯。長い間、織り続けられている綴帯にも、守り続けることが困難になり

つつあります。

綴帯について語り出したら、留まらなくなってしまいそうなので、この続きはまた次回に!

次回は、綴帯に関する、日本人の繊細さをお届けします。

日本人の持っている感性や繊細さは、私たちの誇り。

こんな所にも、日本人の感性が生かされていたなんて・・・

本当の美しさとは・・・そして驚きの事実をお届けしま〜す!

どうぞ、お楽しみに!

 

◇◆◇ [綴帯]といえば何を思い出しますか ◇◆◇

 「綴帯」といえば、初めて「綴帯」を締めたときのことを思い出します。

私が、初めて「綴帯」に出会ったのは、高校生の時。お気に入りの着物に合わせ

る帯として父が用意してくれたものです。まだ、高校生ですから、「綴帯」がどん

なものなのか、何も知らない私に父は、「綴帯」の良さを締めることによって伝え

たのです。

帯には、色々な種類があります。

袋帯や織名古屋帯、染め帯は、生地も色々。縮緬や塩瀬、そして紬。

それぞれの帯は、生地によって織り方によって、締め心地が違ってきます。

「綴帯」を初めて締めたときは、まだ、そんな違いなど判らない幼い高校生でし

たが、「綴帯」は、そんな私でも違いが判るほど、体にぴったりくるものでした。

どのようにお伝えすればいのか・・・言葉がみつからないのですが、時間がたっ

ても決して緩まず、適度な遊び(余裕)がある、安定した締め心地なのです。

もしかしたら、初めて帯の締め心地の違いを感じた瞬間だったかもしれません。

そして、色々な帯を締めたりしていたからこそ、感じたこと。今でも、「綴帯」を

締める度に、その感覚がよみがえってくるのですから不思議です。

先日、ある方からこんなお話を聞きました。

最近、子供に色々な感覚を経験させることが少ないみたいね。洋服も食器もちょ

っとしたものなら、安く手に入ってしまうので、高価なものの扱いが判らない。

また、扱い方を教える機会もない。レンタルだから、安いからといって、その扱

いかたを学ぶ機会を与えることがなくなってしまっているから、物を大事にする

ことができない子供が増えてしまっているのね。

本来、持っている私たち、人間の感覚ってすごいのに、もったいないわ〜。

決して、高価なものを持っているから、いいということではありません。

ただ、高価なもののほうが、丁寧に扱うようになるという人間の心理についての

お話だったと思います。

ちょっとした違いを感じとることができる私たちはすごいのですよね。

それもこれも、経験から生まれる感覚。

そしてそれを気づかせるように育ててくれた両親やまわりの人のおかげ。

何も気づかない人生よりも、気づく人生でありたい・・・そういう生き方がいい

ですね。きっと、いつまでも気持ちが若いはずですもの・・・

 

 

 

   

   

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