着物専門店「丸や呉服店」着物専門店「丸や呉服店」

12月1日(月)〜6日(土) 栗山工房・紬展

 

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◇◆◇[お雛様]◇◆◇

今年もやってきた「お雛様」

 毎年飾られている「お雛様」にはどんな思いがありますか?

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女の子の節句、「ひなまつり」

ひなまつりに欠かせないのは、「お雛様」ですね。

今回は、祖父母、両親の思いのこもった、「お雛様」をお届けします。

「お雛様」の始まりは、平安時代のころ。

子供たちのおままごととして、ひな人形がありました。

源氏物語にも「ひいな遊び」という記述があります。ただし、人形はいたってシ

ンプルなもの。今でいう、紙の着せ替え人形のようなものでした。

その頃、貴族の間では季節の節目に見のけがれを祓う行事、五節句がありました。

五節句 → 一月七日(人日:じんじつ 七草の節句)
        三月三日(上巳:じょうし 桃の節句)
        五月五日(端午:たんご 菖蒲の節句)
        七月七日(七夕:しちせき 七夕の節句)
        九月九日(重陽:ちょうよう 菊の節句)

その中で、「 上巳の節句」が、後に「桃の節句」となります。

上巳の節句とは、その日に野山に出て、薬草を摘み、その薬草で体の穢れを祓っ

て健康と厄よけを願ったもの。

宮中では、ひいな遊びと上巳の節句が融合され、「流し雛」と発展します。

人間の形をした「雛型(ひながた)」の紙人形や土人形に罪や穢れ・病魔などを封

じ、自分の身代わりとして川や海に流す行事です。

最初のころは、単純な形代(かたしろ)でしたが、後に天兒(あまがつ)と呼ば

れる顔を描いて簡単な服を着せた人形を作るようになっていったのでした。

やがて、「流し雛」から「立雛」となり、男雛と女雛を寄り添わせて立てたものに

変化します。でも、まだ、とても簡素なもので、飾るといっても床に毛氈(もう

せん)を敷いてその上に並べる程度のものでした。

座る「お雛様」が登場したのは、江戸時代になってからのことです。

西暦 1629年、寛永の時代、3月3日に後水尾天皇の中宮東福門院和子様が、娘の

興子(おきこ)内親王のために雛遊びを催したと記されています。

そして、徳川家光の時代、長女千代姫に 3月5日の誕生の祝いと7歳のお祝いを

兼ねて諸老臣より「雛人形」が贈られたことをきっかけに大奥では、女の子が生

まれる度に「雛人形」が贈られるようになったのでした。

やがて江戸中期になると「享保雛」が町方で流行るようになります。この「お雛

様」は、能面のような古風な顔をし、錦や金襴の華やかな衣裳を付けていました。

同じ頃、「次郎左衛門雛」も流行します。この「お雛様」は、京都の人形師次郎左

衛門が作ったもの。丸顔のかわいい顔が特徴でした。

現在の「お雛様」の主流は、江戸後期に誕生した「古今雛」。

浮世絵風の美人な顔立ちが特徴。お道具がたくさん加わったのもこの頃です。

さて、「お雛様」のお飾りはもうお済みになっているとは思いますが、関東と関西

では、お殿様とお姫様の位置が異なるのをご存じですか?

関東は、向かって左がお殿様、右がお姫様。

関西は、向かって左がお姫様、右がお殿様。

その理由は、昔から朝廷の儀式では「左上位」だったので、関西は向かって見る

と右が男性、左が女性だったのですが、関東は大正天皇即位の際、西洋に習って

上位が向かって左となったので、それ以後、向かって左が男性となったと云われ

ています。

「お雛様」は、ただの行事ではなく、女の子の成長を願い、女の子に降りかかっ

た災厄を代わりに引き受けてくれるものです。

長い間、ずっと受け継がれてきた「お雛様」。何歳になっても忘れることなく、「お

雛様」を飾り、 3月3日を迎えたいですね。

親から子へ、受け継いでほしい行事です。

 

◇◆◇ [お雛様]といえば何を思い出しますか ◇◆◇

 「お雛様」といえば、やはり、祖父が私の誕生を祝って贈ってくれた「お雛様」

を思い出します。

私の「お雛様」は、「木目込人形」。

最近では、あまり見られなくなってしまったようですが、私は、この木目込人形

の「お雛様」が大好きです。

木目込人形とは、人形の本体の型に溝を彫り、衣裳を直接貼り付け、生地の端を

溝に打ち込んだ物をいいます。すでに仕上がっている木製の型に細い筋を切り入

れ、その細い筋に布を目打ちで木目込んでいくため、時間と労力を必要とし、熟

練の技がなければいけません。

サイズは、決して大きくないし、地味な感じがしますが、その表情の穏やかさ、

美しさ、祖父の心が伝わってくるようです。

「お雛様」は、女の子が生まれて、初めての桃の節句に贈られるもの。

どんな「お雛様」でも、家族が選んでくれたもの。

思いは一緒。「健康で丈夫に育ってほしい、幸せに育ってほしい」・・・と。

大切にしたい行事ですね。

今年の「ひなまつり」も、ちらし寿司と蛤のお吸い物でお祝いをします。

お雛様を見ながら・・・家族みんなで!

 

 

 

 

 

 

   

   

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