日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇[書き初め]◇◆◇ 今年の初めは、「書き初め」。 小学生のときだけのこと、なんて思っていませんよね〜。 ---------------------------------------------------------------------- あっという間のお正月。 気が付けば、「仕事始め」なんて、淋しすぎます。 今回は、 1年の目標を書いてみませんか、「書き初め」をお届けします。 「書き初め」、なつかしいな〜、なんて思っていませんか。 1月2日は、全ての事初め。 お稽古事もこの日にはじめると、「1年中うまくいく」といわれています。 「書き初め」は、事初めのひとつ。 年が明けて、初めて毛筆で書や絵を書く行事をいいます。 「書き初め」は、「筆初め」ともいわれていますが、もともとは、宮中の行事でし た。宮中では、「吉書始(きっしょはじめ)」。 昔、宮中では若水(わかみず)を墨で摺って、恵方に向かっておめでたい名歌や 名文を書く習慣があったのです。 宮中での行事が「書き初め」の起源とされています。 若水→元旦のまだ暗い寅の刻に起きて一番に汲んだ水のことをいいます。 古くは、若返りの力があるとされていた水です。 宮中といってもいつの時代だったのか・・・定かではないのです。 そこで、「筆」の歴史から考えてみますね。 「筆」の歴史は古く、中国、秦の時代(紀元前 221年〜207年)、始皇帝(紀元前 221年〜207年)に仕えていた、万里の長城を築いたという蒙恬(もうてん)将軍 が、兎毫(うさぎの毛)・竹菅の筆を作って献上したと伝えられています。 日本に伝わったには、飛鳥時代。 竹簡や木簡、写経などに使われていました。 奈良では、筆も作られるようになっていたようです。 正倉院には、光明皇后が奉納された聖武天皇の宝物が、当時のまま伝えられてい ますが、その中に大仏開眼のときに使われた天平筆が残っています。 これらの天平筆は、毛の部分はほとんど失われていますが、唐筆ではないかとい われています。 平安時代の初めには、空海が唐から帰朝して、在唐中に見聞したもっとも進んだ 筆の製法を、大和・今井の筆匠、坂名井清川に伝え作らせ、嵯峨天皇に献上した ことが、京都醍醐寺に残る「奉献表」に記されています。 いかがですか?平安時代には、すでに宮中で使われていたことがわかりますね。 「吉書始」は、平安時代から始まったようですね。 江戸時代になると、庶民にも「書き初め」が広まります。 寺小屋では、 1月5日の講義開きの日に「君が代」や漢詩、「長生殿裏春秋富、不 老門前日月遅」などの縁起が良いとされる詩歌の詞を清書することが習わしとな ります。 戦前には、旧家では、1月2日の朝に、菅原道真公の画像をかかげ、その前で「書 き初め(筆初め)」をする習慣があったようです。 今でも、北野天満宮では、境内で「書き初め奉納行事」が盛大に行われています。 1月2日を忘れてしまったら、是非1月5日に! 何歳になっても、勉強する心、そして、「字」を書く大切さも忘れないで下さいね。 「字」は「心を表す」なんていいます。 「心を表す字」は、「ワープロ」ではなく、自分の「字」で書いて、伝えたいもの。 「字」は「きれい」「汚い」ではなく、心で書くものなのですから・・・。 どんな「字」でも、いいんです。
◇◆◇ [書き初め]といえば何を思い出しますか ◇◆◇ 「書き初め」といえば、祖父が元気な頃の1月2日を思い出します。 呉服屋という仕事柄、筆で書くことが多かった祖父。 祖父の書く「書」は、「すばらしい」の一言。 そんな祖父だったので、孫たちの「書」には、特に目を光らせていました。 1月2日は、必ず、筆を持ち、その年の課題の「書」を書き、祖父に見せる。 これが、当たり前の 1月2日。 祖父に見せる前には、父のチェックが入ります。 私は、大筆の方が得意だったのですが、どうも名前を書く、小筆になると・・・ なのです。 だから、私にとって、2日は、緊張の一日。 今では、なつかしい思い出です。 みなさんは、最近、筆を持っていますか? 「小学校以来、持ってませ〜ん」という方いませんか? 最近では、便利になって「筆ペン」があるので、年賀状はとりあえず、「筆ペン」 で間に合わせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 墨を摺って、筆をなじませ、半紙に向かって、「書」を書く。 ちょっとした緊張感の中で、字を書くことも、お正月には必要な時間。 親子で、兄弟で、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、今年の目標を一言、書 にしたためてみませんか? 心を無にして、自分の心に響くように・・・ね。
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