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 ◇◆◇[和菓子No.1]◇◆◇

  甘い物好きにはたまらない「和菓子」

     この時期は、もちろん桜餅でしょ!

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ついつい手がのびてしまう、「和菓子」。

「やめとこう」と思いつつ、その一口がたまらなくおいしい!

今回は、とても一回ではお伝えできない「和菓子」をお届けします。

 

 「和菓子」の始まりをお話する前に「お菓子って何?」からお話したいと思

います。

 

 懐石料理を食べに行くと、メニューの最後に「水菓子」の文字。

「デザートは、何だろう?水羊羹かしら・・・」と期待に胸膨らませていると、

「メロン」がでてきて、「あれ?」と思うことありませんか?

フルーツがなんで「お菓子?」と思いますよね。

 

実は、紀元前、古代人は、主食に米・粟など食べ、その間に野生の木の実や

果物を食べていました。

「菓子」という文字の元は、「果子」。

「果子」は、甘い物のことと認識されていたようです。

だから、果物のことを「水菓子」というのです。

 

日本書紀や古事記には、お菓子の神様について書かれています。

紀元61年のことです。現在の兵庫県・但馬に、新羅(しらぎ:朝鮮半島にあ

った)の王子(天日槍:あまのひほこ)の子孫が住んでいました。

彼の名は、「田道間守(たじまもり)」。

彼は、第11代垂仁(すいにん)天皇の命により、常世国(とこよのくに)、

現在の中国南部からインド方面に、不老不死の非時香果(ときじくのかぐのこ

のみ)という食べ物を求め旅に出ました。

  垂仁天皇 → http://www.logix-press.com/scriba/jm/tn011.html

10年かかってやっとの思いで持ち帰った実。

しかし、時はすでに遅く、前の年に天皇はお亡くなりになっていたのです。

田道間守は、嘆き悲しみ、垂仁天皇の御陵にて持ち帰った実を墓前に捧げ、自

らの命を絶ったのでした。

この時持ち帰った実が、果物の「橘」。

後に聖武(しょうむ)天皇は、「橘は菓子の長上、人の好むところ」と言われ、

田道間守をお菓子の神様、菓祖神(かそしん)として神社に奉られたのです。

 聖武天皇 → http://www.logix-press.com/scriba/jm/tn045.html

つまり、「和菓子」のルーツは、「橘」だったというわけです。

 

では、現在の「和菓子」の原点は、というと、奈良時代、中国から伝わった

8種類の「唐菓子(からくだもの)」と称するもの。

8種類とは、梅子(ばいし)・桃子(とうし)・かっこ・桂心(けいしん)・て

んせい・ちひら・ついし・団喜(だんき)のこと。

梅子・桃子は、米粉をゆでて形作ったもの。かっこは、揚げたもの。桂心はシ

ナモンで香りをつけたもの。てんせいは、揚げ餅。ちひらは、小麦粉やもち米

で餡を包んで平らにしたもの。ついしは、丸めた餅。団喜は、団子のことをい

います。

今でも、食べられている「和菓子」の始まりです。

とはいっても、この時代のお菓子には砂糖はでてきません。

砂糖は奈良時代(西暦804年)に、中国から伝えられていましたが、「和菓

子」に使われ始めたのは、そのずっと後からのことなのです。

(ここでいう砂糖は、黒砂糖のことです。)

その続きは、次回にお話することにして、日本最古のお菓子についてちょっと

触れてみたいと思います。

 

日本書紀第3巻に「飴」の話しがあります。

第3巻は、神武天皇のお話でありますから、時代でいうと、紀元前のことです。

  神武天皇 → http://www.logix-press.com/scriba/jm/tn001.html

大和の丹生川のほとりで神様を祀る時のお話に「飴」が登場しているのです。

神武天皇は、水を使わずに飴を作ったと記されています。

ここに登場する「飴」は、砂糖で作られた「飴」ではありません。

なんと、もち米やうるち米を煮詰めて攪拌させ、澱粉を糖化させて、更に煮詰

めて布で漉したもの。

な、なんと手のかかることを昔からおこなっていたのでしょう。

唐菓子が伝わる前は、このようにして穀物を加工していたのですね。

 

「甘い物」は、今でも疲れたときに食べたくなるものです。

昔からわかっていたから、必要なものとして作られていたんですね。

「甘いもの」=「太る」とか「糖尿になる」なんて言われたりしていますが、

身体が欲しているときには、我慢せずに食べてくださいね。

身体にいいこともいっぱいあるのですよ!

 

 

◇◆◇ [和菓子]といえば何を思い出しますか ◇◆◇

 

 「和菓子」といえば、私の大好物「みたらし団子」を思い出します。

思い出しただけでも、食べたくなってしまうほど、大好きなんです。

何が、好きか、というと、絶妙な塩加減。

(実際には、しょう油を使っているのですが、甘味に対する塩味という意味で)

これって「和菓子」の「最も良い所」っという気がするんです。

 

甘味をより一層感じるための味のバランス。

料理にも共通していることですが、煮物でもしょう油や塩で味つけしても、必

ず甘味を加えますね。反対に、甘味の中にも、必ず塩味を加えて、バランスよ

い味に整えます。

そうすることによって、おいしい料理が作れますし、おいしい「和菓子」がつ

くられるのではないかと思うのです。

 

「みたらし団子」と一口に言っても、作っているお店によって味は様々。

甘〜くしている「みたらし団子」、しょう油の味が強い「みたらし団子」。

「団子」ももちろん、その餡(あん)に加えて、重要になってくるのです。

餡の味、団子の味、そして、餡と団子の味のバランス・絡まり方の相性、これ

らひとつ欠けても、おいしさが半減してしまうのですから、気が抜けない「和

菓子」です。

 

と、まあ「みたらし団子」について力説してしまいました。

でも、「バランス」ってとても大切ですよね。

生きている上で、色々なことにあてはまってくるのですもの。

 

例えば、人間関係。

みんな同じ考え、みんな同じ目標、なんでも、みんな同じだったら、世の中、

つまらなくなってしまいます。

というか、不気味ですよね。

そんなんだったら、クローン人間と変わらなくなってしまいます。

 

色々な考えがあって、色々な意見があって、そして、その中でバランスがあっ

た人と自然と友達になり、つき合っていける。

きっと、とても自然なことなのだけれども、そのバランスは、甘味を加えたり、

塩味を加えたりして、確かめ合って、整えられていくものなのではないかと思

うのです。

 

例えば、人から自分と違う意見を言われて、「ムッと」してしまうこと、ある

と思います。

「ムッと」する中には、傷つく言葉だったり、頭にくる言葉だったり、感じ方

は、色々です。

でも、そんなとき、あなただったらどうしますか?

相手に怒りをぶつけますか?

傷ついてしまったから、もう二度と話しをしませんか?

 

もし、そこで切れてしまうくらい軽い関係なら、その人とはバランスが合わな

かったのかもしれません。

でも、繋がっている関係なら、相手は、きっとあなたのためを思って口にした

言葉なのですから、少し耳を傾けてみてください。

怒ったり、傷ついたりした心は、一瞬です。

でも、その言葉を否定してしまったら、相手はもう同じことを言ってくれなく

なるかもしれません。

人の味覚が、それぞれ違うように、人の心もそれぞれ違うのは当たり前です。

時には、甘味を加え、時には、塩加減を整え、バランスよく過ごしたいですね。

心のバランスは、幸せの一歩ですもの。

どちらが欠けても、幸せではないのです。

甘味も塩味もほどほどに!

 

 

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