日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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---------------------------------------------------------------------- ◇◆◇甘酒◇◆◇ 寒い季節だから、飲みたくなる「甘酒」 子供でも飲んでもいいのはなぜ? ----------------------------------------------------------------------
寒いときには、いつも母が作ってくれた「甘酒」。 体の中から暖めてくれる、「甘酒」。 今回は、寒いからこそ飲みたくなる「甘酒」をお届けします。
「甘酒」の始まりは、中国。周の時代(紀元前1027年〜紀元前256年)。 その時代、神を祭るための酒を「斉(サイ)」と呼び、人間が飲む酒を「酒(シ ュ)」と呼んで、分かれていました。 「斉」は5種類、「酒」は3種類あったそうです。 「甘酒」は、「斉」の中にある、「醴斉(レイサイ)」という甘い一夜酒がルー ツと言われています。 日本でも「甘酒」のことを「一夜酒(ひとよざけ)」と言うので、当たってい るようです。 また、漢字の「醴」は、訓読みで「あまざけ」といいます。 なんだか、つながりが見えてきましたね〜。 漢の時代(紀元前198年から西暦220年)になると「斉」と「酒」の区別は なくなり、アルコールが入っていれば、「酒」と呼ぶようになります。
日本には、昔から伝わっていたようです。 その証拠に日本書紀には、「応神(おうじん)天皇が吉野に行幸(ぎょうこう: 天皇がでかけること)した時に、国栖(くず:古代大和の先住民)が「醴酒(こ ざけ)」を献じた。」と記されています。 応神天皇は、西暦270年に即位していますから、その頃にはすでに伝わって いたようです。 応神天皇、詳しくはこちら → http://www.logix-press.com/scriba/jm/tn015.html ここでも「醴」という文字が使われていますね。 漢字によって、一連の流れがよくわかります。 平安時代にはいると、貴族が好んで飲むようになります。 いつ、飲んでいたか、というと、驚くなかれ、「真夏」に冷やして飲んでいた そうです。 えー冬の飲み物ではないんですか〜、と大声をあげたくなります。 いえいえ、実は、夏の飲み物なんです。
なぜか、というと、「甘酒」に含まれている栄養にあります。 昔の人が、詳しく分析していたわけではありませんが、現在わかっている栄養 をいいますと、「甘酒」は、病院の点滴と同じ効果があるほど。 ブドウ糖が20%を越え、人間にとって大切なビタミン類が豊富に含まれてい るのです。 ビタミンB1・B2・B6、パントテン酸、イノシトール、ビオチンなどです。 すべて、天然型吸収ビタミン。 また「甘酒」は、天然の必須アミノ酸を最も多く含む飲物です。 蒸した米に麹を加えて作る「甘酒」は、米のタンパク質を麹菌によって分解酵 素をだして、アミノ酸に変えてしまうのです。
それに加え、「日本のヨーグルト」と呼ばれるくらい、食物繊維とオリゴ糖が 含まれているのです。 つまり、腸の中を整えてくれるのです。 なんと、それだけではありません。 血圧を抑える効果もあるのです。
すごい!「甘酒」を侮っておりました・・・・反省。 だから、昔は死亡率の高かった夏の栄養ドリンクだったのですね。
室町時代には、行商で売られるようになり、江戸時代には、「甘酒売り」は、 夏の風物詩だったという「甘酒」。 万葉集でも、夏の季語に「甘酒」が使われていました。
いかがでしたか? 「甘酒」は、ただ甘いだけの飲み物ではなかったのです。 昔から伝えられたものに、無駄なものはないようです。 今年は、是非、ご自宅で「甘酒」を作って見てくださいね。
◇◆◇ 「甘酒」といえば何を思い出しますか? ◇◆◇ 「甘酒」といえば、家でつくる「甘酒」ですね。 我が家では、寒い日には、酒粕を使って「甘酒」を作ります。 もちろん、甘〜い中に、ショウガの絞り汁を入れて、「フーフー」と言いなが ら飲んでいます。 寒い日には、特においしく感じます。 ショウガの絞り汁が効いているのでしょう。お腹の中から暖まってくるんです。
小さい頃から、「甘酒」が大好きだった私ですが、心の中で、「大人になってい ないのに甘酒飲んでいいのかな〜?」と思っていたのです。 もちろん、母親が作ってくれているのですから、飲んでいいのは当たり前なの でしょうが、不思議に思いませんか? 「酒」という字が入っているのにノンアルコールだなんて。
子供心に、抹茶が飲みやすいように甘くなっているのと同じように、子供用に 甘くして、飲めるようにしているのだと信じていたのです。 真剣にそう思っていたのですから、笑ってしまいます。
さて、私が小さい頃から飲んでいた「甘酒」というものは、酒粕を溶かして砂 糖を入れて作ったものでした。 でも、これは、「粕酒」であって、本当は「甘酒」とはいいません。
本当の甘酒は、もち米と麹(こうじ)から作ります。 砂糖は一切入っていません。 それでもとても甘いのです。
もちろん、家でも作ることができます。 よかったら試してください。
「甘酒の作り方」 甘酒を作るには、炊飯器を利用するといいようです。 用意するものは、「もち米と水と米麹」です。
もち米(1合)をたっぷりの水に1時間つけます。 ザルにあけて、水を切り、水1リットルと一緒に鍋に入れて粥状に炊きます。 米が柔らかくなったら、火をとめます。
粥の温度が60度くらいになったら、米麹(200グラム)を加えて混ぜま す。水分が少ないときには、60度のぬるま湯を加えてください。 60度くらいを保ちながら9時間くらい発酵させると完成です。
「甘酒」の甘みは、麹を入れて発酵させるとできます。 これは、もち米に入れた麹菌が生えると、アミラーゼという酵素を分泌し、こ の酵素によってもち米にあるでんぷんが分解されてブドウ糖になるから、甘い のです。 これに酵母菌(こうぼきん)を加えると、日本酒ができるのですよ! だから、「甘酒」は「日本酒」の一歩手前なのです。 「酒」という文字が使われていることもうなずけますね。
甘酒の作り方 → http://jns.ixla.jp/users/daitokuya606/daitokuya_004.htm
前にも記しましたが、「甘酒」は体にやさしいビタミン剤です。 疲れた時、風邪の予防、体力が落ちたとき、「甘酒」を飲んで、ゆっくり休み ましょう。 無理をしてもいい結果は得られませんよ! 寒い季節、お身体を大切に!
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