日本古来の行事や文化、伝統、風物など 日常の中にそこはかとなく感じる「和の心」を |
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--------------------------------------------------------------------- ◇◆◇節分◇◆◇ 節分は、2月だけだと思っていませんか? 2月だけの「節分」になったのは・・・ ----------------------------------------------------------------------
今年も早いもので、1月も終わり。やってきました「節分」。 立春の前の日、「節分」。春はそこまで近づいています。 今回は、子供にかえった気持ちで「節分」をお届けします。
「節(せつ:季節のこと)」を「分ける」と書いて、「節分」。 漢字で書くと、意味がわかりますね。 季節といえば、「春・夏・秋・冬」の四つ。 季節の始まりが、「立春・立夏・立秋・立冬」、その節目が「節分」です。 つまり、季節の始まりの前の日が節目の日となるのです。
以前にも、何回かご紹介しています「二十四節気」。 1年を24に分けて、区切りに名前を付けていました。 詳しくはこちらから → http://www.ndl.go.jp/koyomi/kotoba/02_sekki.html 「春」は、「春夏秋冬」というように、1年の始まりです。 つまり、「立春」は、昔(旧暦)でいえば、元旦。 その前の日の「節分」は、大晦日、という訳です。
さてさて、昔は、大晦日に何をしていたか、覚えていますか? 忘れてしまっていたらこちら → http://www.kimono-maruya.com/sample105.htm 神様をお迎えするための準備の日で、色々な場所を清めていましたね。 平安時代には、宮中で大晦日に「追儺(ついな:「鬼儺(おにやらい)」とも言 います)」という行事が行われていました。 元々は、中国の儀式です。 中国には、新年に山から恨みを持って死んだ人が邪気(鬼)となって、降りて (戻って)くると考えられていました。 その鬼を追い払う儀式が「追儺」です。 飛鳥時代には、中国から日本に伝えられていたようです。 でも、実際に行事として行われるようになったのは、平安時代、それも宮中で のこと。 どうも西暦706年に疫病が流行ったことが始まりだったようです。 日本では、厄払いの意味があったのです。 「追儺」は、方相氏(ほうそうし)という祓(はら)い役が、四つ眼の仮面を つけ、矛と盾を持って「鬼やらい」と唱えながら、鬼を追い払って新年を迎え たのです。 鬼を追い払う方角(これが鬼門)まで決まっていたとか、陰陽五行に基づいた 儀式だったようです。 陰陽五行についてはこちら → http://www.machiya.ne.jp/ura/u302/u402_1.htm これが後に「豆まき」となったという訳です。 (「なぜ豆まきか」は、こちらから。) http://www.kimono-maruya.com/sample05-1.htm いつの時代も、正月は、気持ちよく迎えたいもの。 そのために「節分」の行事があるのですから、1年の締めくくりとして、忘れ ないでいたいものですね。 早めに帰って、家から鬼を追い払いましょう。
◇◆◇ 「節分」といえば何を思い出しますか? ◇◆◇
「節分」には、「豆まき」以外にも、行うことがありましたね。 ご自宅では、準備されていますか?「柊(ひいらぎ)とイワシの頭」 忘れてしまっていたら、今日中に買っておきましょう。
でも、なぜ「柊とイワシの頭?」か知っていないと意味がないですね。 見たことのない人はこちら → http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/kikaku/nencyugyozi/kaisetu/setubun.htm
「柊と魚の頭」の組み合わせは、平安時代から存在していました。 紀貫之は「土佐日記」で、「正月に家の門に注連縄とイナ(ボラ)の頭と柊を 飾っていた」と書いています。 柊は、葉がギザギザしていて、さわると痛いですね。 その葉が、家をのぞきに来た鬼の眼を突いて追い払うと言われています。 画像はこちら → http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hiiragi.html しかし、伊勢や出雲といった神々の集まるところでは、柊ではなく、トベラを 使っています。 画像はこちら → http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/tobera.html トベラは、「扉の木」ともいわれ、扉にはさんで魔よけをしていました。 葉を揉むと、少し臭いようですが、トゲはないので、鬼の眼は突けません。 では、どのように鬼を払ったのでしょうか。
実は、鬼は大きな音に弱いことから使われたのです。 先の柊もトベラも、火にあぶると、パチパチと大きな音がします。 中国では、祝い事に爆竹を鳴らしますね。 鬼を寄せ付けないという意味もあったのでしょうか。 鬼が大きな音に弱いことを知っているから、竹を火にくべて音を出したのです。
では、イワシは、というと、これは、臭いですね。 家で、イワシを焼くと臭って困るという経験ありませんか? 鬼はくさい臭いも弱かったのです。 そして、煙であぶり出す、という効果もあったのです。 その日は、イワシを家で焼き、煙で鬼を追い払います。 焼いたイワシはそのまま食べて、残った頭を、柊の枝に刺して、扉に挟みまし ょう。 これで、準備完了です。 鬼は、暗闇にやってくると言われているので、夜までには準備しましょう。
鬼を追い払い、福をよぶ、「節分」。 私も「節分」の準備をこれから始めます。 どうぞ、皆様にも、福が訪れますように!
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