●西陣織
多くの色糸を使った絢襴豪華な絹織物。織り方の種類は多いが、大別して紋織と綴織に分けられる。西陣の織物に分けられる。西陣の歴史は古く、5、6世紀頃にさかのぼる。
その後戦乱の時代を乗り越えながら発展し、日本を代表する絹織物生産地として、帯地をはじめ、着尺 地、金襴、緞帳などが織られる。
●産地組合名
西陣織工業組合 京都府京都市上京区堀川今出川南入堅門前町414
デンワ 075-432-6131 ファックス 075-414-1521
●関連施設
西陣織会館 デンワ 075-451-9231
●綴れ帯
つづれ織りで織った最高級の帯地(丸帯・袋帯・名古屋帯)のことですが、つづれ織は錦織物の一種で、つづれ錦ともいい、織り方の技法は非常に古く、紀元前一五〇〇年ごろ、エジプトにおいて、コプト織りとして麻に羊毛、または絹糸を使用したつづれ織りがあり、日本における現存のものでは、正倉院蔵の聖武天皇(七〇一〜五六)の御架娑と伝えられる樹皮色織成があります。下って江戸時代にいたるまで国内で織られた記録はありませんが、江戸末期に京都西陣において、この織物の研究、再興がなされました。以降フランスのゴブラン織りの研究などとあいまって、今日のみごとなつづれ織りが完成したのです。組織は平織りですが、縦糸、横糸とも太めの諸より糸(駒より糸)を用い、横糸に各色の色糸を織り込みます。縦糸の下においた正絵(図案のこと)に、色を合わせながら、多くの杼を用いて横糸をくぐらせ、刻みをつけたつめの先で横糸を繰り込み、さらに毛筋たてのようなものでつめてゆく。このために縦糸は、模様の部分においては、ほとんど隠れるような織り上がりになります。横糸を返す位置に、はつり、またははつり孔といって、他に見られない間隔ができます。また、横につながる模様は織れるが、直立する一本の線は織れないのも特徴といえ、手織りつづれは組織の密度がこまかく、つめの先を用いて横糸一本一本を入れてゆくため、非常な時間と労力を要しますが、その精巧な糸づかいと豪華な地風は、他に類を見ない芸術品といえます。その技術は京都西陣独特のものです。
●西陣御召
御召縮緬の略称ですが、徳川十一代将軍家斉が好んで着用し、また将軍専用の止柄を作って御召料としたことから出た名称といわれています。先染絹織物として最高級品であり、昔から愛好されるのは、布地が縮緬地になって美しく高貴なためです。糸の状態のとき精練し、染色をするので、絹のもつセリシンという膠質がなくなり、織り上がった地風はふつの縮緬よりやや硬くなります。緯糸に強い撚りをかけて織り、織り上がってから温湯につけると撚りが戻って幅をせまくちぢみ、布面にいわゆる縮緬シボと称するデコボコができ、これを幅出し機にかけて着物地の幅に整理して仕上げます。原料の糸も上等のものが使用され、また出来上がった布地のシボに光線があたると深味のある美しさが表れます。なお「西陣」の名は今から五百年ほど前、応仁の乱のとき細川勢の新町辺の東陣に対して、山名勢は大宮辺りに西の陣をはったところから西陣の名が起こったといわれています。
●京鹿の子(鹿の子絞り)
●京友禅
◇見学できる工房(京都)
京都市染織試験場
染めや織りについて、様々な研究結果が展示されています。
谷口染型工房
京都の嵐山にある工房です。
京都太秦工芸館
染めの体験もできます。