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●加賀友禅加賀(現在の金沢市周辺)では古く寛正(一四六〇年代)のころ、梅染という染め物が起こり、梅染めに黒みのかかった染め物を黒梅染めと言い、始めは麻に染めていましたが、そののち同地方で産する絹を無地に染めて加賀絹といいましたが、松雲候時代(十七世紀前半)には、糊を用いて染めた色絵を染め絵と呼び、色絵でかいた紋のことを加賀紋と称したものです。加賀の人はこれらを含めて御国染めといい、他国の人は加賀染めと呼びならわしました。そのころ、宮崎友禅という画人があり、金沢に在住して、染め絵を衣装に応用することを試み、また京に出て五条の橋のほとりで、扇絵を商うとともに、染め絵の下絵などをかきました。世人はこの染め絵をさして友禅染めと呼ぶようになったのですが、加賀友禅というのは、おそらく、宮崎友禅が、はじめ金沢に在住してこの業を伝えたことから起こった名称であろうと考えられます。現在いわゆる加賀友禅といえるものは、友禅染めにおける一種の模様の配色と技法の様式においてこのように呼ばれるのであって、別に金沢で制作されたものでなくても、その様式にはまったものならばその名称は唱えられるのであります。すなわちこの染めの特徴は、白茶地または藤藍地が多く、形に繊細な描線を用い、藍および生えんじ、紫などの配色を主とし、色さしにこまかいぼかし施すのが特長です。その様式が、やや琉球の紅型染めに似ているので、加賀友禅は紅型染めが素因をなしているという説もあります。
●能登上布細い麻糸を用いた手織りの織物。平上布と縮上布があり、紺地または白地の絣が多い。紺の染色には櫛押捺染(くしおしなっせん)、丸型捺染、板締め、型染捺染の4種類の方法がある。さらりとした肌ざわりで、夏の高級着尺地に用いられている。
●牛首紬加賀(石川県)白山の山麓、牛首方面で産出される紬で白山紬ともいう。釘に掛けて引っ張っても破れないともいう。丈夫さに因んで釘抜き紬ともよばれている。
●加が小紋 ●白山紬 ●小松綸子
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